寿都発・ひとりの町民の闘い(後篇) 元同町在住・田原 誠
核のゴミ誘致のまちで多選首長が招いた行政と社福との歪んだ関係

町が丸抱えする形で施設の建て替えが行なわれた社会福祉法人徳美会の特別養護老人ホーム「寿都寿海荘」(工事終盤の2023年暮れ撮影)
今から5年前、“核のゴミ”最終処分地の選定に向けた「文献調査」で揺れる後志管内寿都町に、地元出身の田原誠さん(77)が半世紀ぶりでUターンした。核ゴミ問題について片岡春雄町長の対応を質す一方、町内の社会福祉法人徳美会(徳野智信理事長)が運営する特別養護老人ホーム「寿都寿海荘」をめぐり、「まだ使える施設を町の丸抱えで建て替え、多額の補助金を支出したことは問題。官製談合の疑いもある」として道に対する監査請求などの活動を展開した。その過程で行政と福祉法人との歪んだ関係が浮き彫りに──。3月号の前編に続き、ひとりの町民の闘いを紹介する。
(本誌編集部)
福祉補助金の拠出と核ゴミ問題

(たはら・まこと)1949 年寿都町生まれ。北海道教育大を卒業後、道内各地で商事会社や水産加工会社、電気関係の業務に従事。2001年核ゴミ問題をきっかけに帰郷し、片岡町政の諸施策を追及した。家族の事情により今春、函館市内に転居

「寿都寿海荘」など徳美会が運営する福祉施設は町とのつながりが強い
(建て替え前の22年3月)

多選を重ねる寿都町の片岡春雄町長
(2021年10月の町長選で)

「道の駅」から望む寿都漁港。漁協の運営には課題が山積している
(たはら・まこと)1949 年寿都町生まれ。北海道教育大を卒業後、道内各地で商事会社や水産加工会社、電気関係の業務に従事。2001年核ゴミ問題をきっかけに帰郷し、片岡町政の諸施策を追及した。家族の事情により今春、函館市内に転居
「寿都寿海荘」など徳美会が運営する福祉施設は町とのつながりが強い
(建て替え前の22年3月)
多選を重ねる寿都町の片岡春雄町長
(2021年10月の町長選で)
「道の駅」から望む寿都漁港。漁協の運営には課題が山積している
目次へ
© 2018 Re Studio All rights reserved.