上紋峠の周辺で進む国内最大規模の風力発電計画を追う【第3回】
周知不足の中で進む巨大開発
士別市長も事業計画を疑問視

天塩川をせき止めて造った岩尾内ダム。右手後方の天塩岳の左側に位置する上紋峠の周辺に最大で50基、同30万キロワットの大規模風力発電所の建設計画が進んでいる
オホーツク海側と日本海側の分水嶺に位置する上紋峠の周辺に計画された、国内最大規模の風力発電所の建設事業。さる4月中旬には事業者側が滝上町内で法定説明会を開催し、今年9月には環境影響評価(アセスメント)手続きの第一段階となる「配慮書」の公表が予定されている。多くの道民が知らないまま既成事実が蓄積される中で、上川管内士別市ではどんな動きがあるのか──。取材を進めると、関係者から市民や行政、議会などに対する情報開示がほとんどなされず、関心が広がらない状況が伝わってきた。この計画に批判的な渡辺英次市長にもインタビューし、事業の問題点を探った。
(ルポライター・滝川 康治)
周知が足りない再エネ開発に市民の中から生じ始めた疑問

(わたなべ・えいじ)1972年士別市生まれ。士別高校を卒業後、建設設備会社社員を経て、2010年の市議選で初当選し3期連続当選。21年9月の市長選で初当選し、昨年再選され現在2期目

建設予定地の朝日地区に飛来したオオワシ
(提供:坂本勝己さん)
建設予定地の朝日地区に飛来したオオワシ
(提供:坂本勝己さん)
(わたなべ・えいじ)1972年士別市生まれ。士別高校を卒業後、建設設備会社社員を経て、2010年の市議選で初当選し3期連続当選。21年9月の市長選で初当選し、昨年再選され現在2期目
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