寿都発・ひとりの町民の闘い---同町在住・田原 誠
核のゴミ誘致の郷里に危機感
多選首長が生んだ町政の歪み

2026年03月号

町の全面的な費用負担で建設された社会福祉法人徳美会の各施設は片岡町長の重要な票田と言われる(写真は寿都町内の特養「寿都寿海荘」)

高レベル放射性廃棄物の最終処分地の選定に向けた「文献調査」に手をあげ取り沙汰されてきた後志管内寿都町には、道内でも屈指の多選を重ねる町長がいる。今から5年前、そんな郷里の将来に危機感をいだいた田原誠さん(77)は、半世紀ぶりに寿都へUターンし、核ゴミ問題に対する町の対応に疑問を投げかける一方で、地方自治のあり方を問う行政訴訟などに情熱を傾けてきた。このほど函館への転居を前にして、自身が取り組んだこれまでのことを綴ったレポートが本人から寄せられた。生まれ故郷に警鐘を鳴らしてきたひとりの町民の闘いを紹介する。

(本誌編集部)

ふるさと寿都に移住を決意


 2020年8月13日、高レベル放射性廃棄物の地層処分事業に向けた文献調査に、寿都町の片岡春雄町長が応募する意向を示したという報道に接した私は、「何これ? やめて」と叫ぶしかなかった。調査に伴う交付金欲しさに前のめりでいることに、とても大きな衝撃を受けたのだ。
 寿都町民の方々の故郷への思いを語る姿や、反対運動の様子などを見聞きする日々が数カ月続く。21年2月には、居住地の十勝管内清水町から自身の故郷である寿都町に移住し、反対運動を応援する決意を家内に告げた。しばらくの間、ふたりで議論を重ねたが、家内は私のわがままを受け止めてくれ、54年ぶりに帰郷することが決まり、同年5月に移住するに至った。

(たはら・まこと)1949 年寿都町樽岸生まれ。北海道教育大函館校を卒業後、函館市や雄武町、清水町で商事会社や水産加工会社、電気関係の仕事に携わる。2021年NUMOによる核ゴミ調査問題をきっかけに帰郷し、片岡町政のあり方などを問うてきた。家族の事情により今春、函館に転居の予定

現職警官が売春
道警は取材拒否

北海道の放射性廃棄物施設問題をめぐる歴史をたどる

寿都発・ひとりの町民の闘い
核のゴミ誘致の郷里に危機感

カレス記念病院消化器内科部長、田沼医師に訊く
進化する内視鏡治療 がんを早期発見・徹底治療

情報公開請求すると黒塗りの“ 開示文書” が出てきた

風車が林立する寿都町では、洋上風力発電所の計画もある

不明朗な漁協運営をめぐり複数の訴訟案件も

(たはら・まこと)1949 年寿都町樽岸生まれ。北海道教育大函館校を卒業後、函館市や雄武町、清水町で商事会社や水産加工会社、電気関係の仕事に携わる。2021年NUMOによる核ゴミ調査問題をきっかけに帰郷し、片岡町政のあり方などを問うてきた。家族の事情により今春、函館に転居の予定

情報公開請求すると黒塗りの“ 開示文書” が出てきた

風車が林立する寿都町では、洋上風力発電所の計画もある

不明朗な漁協運営をめぐり複数の訴訟案件も

現職警官が売春
道警は取材拒否

北海道の放射性廃棄物施設問題をめぐる歴史をたどる

寿都発・ひとりの町民の闘い
核のゴミ誘致の郷里に危機感

カレス記念病院消化器内科部長、田沼医師に訊く
進化する内視鏡治療 がんを早期発見・徹底治療

目次へ

© 2018 Re Studio All rights reserved.