2026道東・根室特集──石垣雅敏市長に訊く
長い目で拓く「根室の未来」
次世代に繋ぐ領土返還運動

2026年02月号

「地域におけるチャレンジ精神を育てたい」と語る石垣市長(市庁舎の市長執務室で)

国の半歩先を意識した 経世済民 政策

令和7年の根室はサンマの豊漁に湧いた一方で、暴風雪や地震などの自然災害が相次ぎ、年末の12月15日には猛烈な暴風雪により一部の地域で2日半にわたる停電が発生した。これを受け同市の石垣雅敏市長(74)は、「防災を見つめ直す大きな教訓になった。防災拠点である新庁舎を中心に備えを着実に積み重ねていきたい」と振り返る。懸案の北方領土問題では戦後80年という節目を迎えたが、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて交渉再開の糸口を見いだせないままだ。だが石垣市長は「返還運動もまちづくりも長い目で取り組むべきもの。根室の未来を創る責任を愚直に果たしていきたい」と前を向く。「共創のまちづくり」を掲げ本年度からスタートした第10期総合計画でさらなる地域活性化を目指す考えだ。

(12月22日取材 工藤年泰)

|明暗分かれたサンマと秋サケ
進む水産都市のインフラ整備|


 ──この12月には猛烈な暴風雪の影響によりJR根室線で路盤が流出するなどの被害がありましたが、令和7年は地震など各地で自然災害が相次いだ年でした。
 石垣
 7月にカムチャッカ半島付近を震源とする地震で東日本大震災以来となる津波警報が発表され、花咲港で0.8メートルの津波を観測しました。12月に入ってからも青森県東方沖で地震が発生し、北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表されました。つい先だっては暴風雪の影響で市内東部の地域で約2日半にわたる停電が起きたほか市内の多くの地域で電話やインターネットが繋がらなくなるなど、この1年は防災のありかたを見つめ直す大きな教訓になりました。
 こうした経験からさまざまな災害リスクの高まりを改めて強く認識しています。災害を「想定外」にしないためにも、今後も市役所新庁舎が防災拠点としての機能を確実に発揮すると共に、災害に強い地域基盤の整備、防災・減災対策をより一層充実させ市民が安心して暮らせるまちづくりを着実に進めていきます。

2018 年に初当選し、26年9月に2期目の任期満了を迎える石垣市長

銃なきハンター、最高裁で陳述へ

道警不祥事
減給処分の不同意わいせつは発表せず

北海道の放射性廃棄物施設問題の歴史を
たどる

さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニック 乳がんの治療と検診
現れたゲームチェンジャー 国内開発の抗体薬物複合体

上京した関係団体の代表として高市総理に要望書を手渡す(2025年12月1日、総理官邸)

「魚の城下町」と言われる根室
(写真は根室港での水揚げ)

25年10月、根室総合運動公園に設置されたインクルーシブ遊具(障害の有無や年齢などにかかわらず楽しめる遊具)。同公園には全天候型屋外遊戯施設「わんぱーく」があるほか同年4月には大型複合遊具も導入され、子どもたちに人気を博している

上京した関係団体の代表として高市総理に要望書を手渡す(2025年12月1日、総理官邸)

「魚の城下町」と言われる根室
(写真は根室港での水揚げ)

2018 年に初当選し、26年9月に2期目の任期満了を迎える石垣市長

25年10月、根室総合運動公園に設置されたインクルーシブ遊具(障害の有無や年齢などにかかわらず楽しめる遊具)。同公園には全天候型屋外遊戯施設「わんぱーく」があるほか同年4月には大型複合遊具も導入され、子どもたちに人気を博している

銃なきハンター、最高裁で陳述へ

道警不祥事
減給処分の不同意わいせつは発表せず

北海道の放射性廃棄物施設問題の歴史を
たどる

さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニック 乳がんの治療と検診
現れたゲームチェンジャー 国内開発の抗体薬物複合体

目次へ

© 2018 Re Studio All rights reserved.