道警不祥事から考える〈82〉
学校教官が女児に…

2026年02月号

本誌前々号で伝えた警察官の不同意わいせつ事件と暴行事件は、ともに未発表だった
(札幌市中央区の北海道警察本部)

児童わいせつの警部補に停職
犯行現場は学校で頻繁に利用


地元警察の不祥事の話題は、2025年も事欠かなかった。師走に入って早々に伝えられたのは、新人警察官たちを指導する立場の教官が起こした児童わいせつ事件。犯行現場となった札幌市内のプールは、警察学校が授業で日常的に利用している施設だった。被害を受けた女児らは、いずれも教官自身の実子とほぼ同世代の小学生。書類送検後、身柄拘束を免がれたその人が別のプールに出入りするようになったかどうかは定かでない。

取材・文=小笠原 淳

すれ違いざまに偶然装い


 昨年9月6日午前、札幌市内にある温水プールで事件は起きた。
 発覚の端緒は、地域の子供たちが通う水泳教室で生徒の1人がコーチに寄せた相談。小学生の女の子から「身体を触られているようだ」との訴えを受けたコーチが水中で監視を試みたところ、一般利用でプールを訪れていた男が女児のお尻を触る瞬間を目撃することになった。加害者の男は、背泳ぎの練習をしていた女児の隣りのレーンで平泳ぎをしながら、すれ違いざまに偶然を装って接触行為に及んでいたという。コーチはその場で加害者を取り押さえ、事情を聴いて犯行を認めさせた。
 更衣室で職員3人と児童の保護者2人に囲まれた男は土下座して謝罪し、警察への通報に同意したという。被害者は少なくとも2人おり、ともに小学生の女の子だった。プールではこれを機に、子供たちのレッスンに使うコースの隣りのレーンを使用禁止とする再発防止措置を講じざるを得なくなった。
 そして、施設の関係者らを驚かせたのは行為の主が現職警察官だった事実。常習的な犯行が疑われたその人は、北海道警察学校の教官を務める40歳代の警部補だった。

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(札幌市南区の北海道警察学校)

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