Agri Report ──北の大地を拓く新・農業人【9】
土作りを重ね畑作と養鶏をリンク
四半世紀で見えてきた成果と課題

本格的な降雪期を前に大型トラクターで緑肥作物を鋤き込む作業の手を休める「はるか農園」代表の三浦賢悟さん
循環型農業で有機農産物の普及を図る千歳の「はるか農園」
札幌から車で1時間ほど、都市近郊に位置しながら十勝地方に次ぐ大規模な畑作が営まれている千歳市。今から四半世紀前、その一角に30代の青年が新規就農した。当初からの営農スタイルは、有機栽培で野菜を育て、その一部を鶏の飼料にして畑作と養鶏をリンクさせ、昔ながらの「循環型農業」を実践すること。2ヘクタールの農地でスタートし、途中で規模拡大を図り、現在は17ヘクタールに玉ねぎやスイートコーン、ケール、カボチャ、大根などを栽培する。「はるか農園」を牽引してきた三浦賢悟さんを訪ね、これまでの歩みに学ぶとともに、慣行栽培の営農技術の進歩に追いつけず、課題が山積する有機農業の将来に対する思いを訊いた。
(ルポライター・滝川 康治)
土づくりに取り組み四半世紀
「養鶏+有機栽培」を実践して
牧場研修を経て新規就農を実現
岐阜の師匠も応援し基盤づくり

現在は1300羽ほどの採卵鶏を平飼いで育て、卵は直販する

野菜として出荷後、アブラナ科植物のケールは鶏の飼料にもなる

有機農産物の柱のひとつ・ジャガイモの収穫作業(はるか農園提供)

設立の数年後から米づくりも手がける。最近は『大地の光』の自然栽培に手応え(同)

緑肥の燕麦を作り、圃場に鋤き込んで土づくりに励む
野菜として出荷後、アブラナ科植物のケールは鶏の飼料にもなる
現在は1300羽ほどの採卵鶏を平飼いで育て、卵は直販する
有機農産物の柱のひとつ・ジャガイモの収穫作業(はるか農園提供)
設立の数年後から米づくりも手がける。最近は『大地の光』の自然栽培に手応え(同)
緑肥の燕麦を作り、圃場に鋤き込んで土づくりに励む
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