Agri Report ──北の大地を拓く新・農業人【8】
品質と付加価値にこだわり抜いたジャージー乳牛の「超少頭数飼育」

放牧シーズンが終わった「ジャージーの箱庭」のパドック(運動場)でくつろぐ牛と飼い主の藤田龍太さん(11月20日撮影)
石狩管内当別町の小さな牧場「ジャージーの箱庭」
2023年春、石狩管内当別町の丘陵地帯の一角に、日本国内では数少ないジャージー種の乳牛を飼う小さな牧場が誕生した。その名は「ジャージーの箱庭」、開設を機に当別に移り住んだ20 ~30代の若き夫婦が切り盛りする。牧場の目標は、人間も動物も対等に幸せを享受しあえるような場を創ること。10頭以下の“ 超少頭数飼育” で家族同然に暮らし、その牛たちからおすそ分けしてもらう生乳を、少量生産だからこそできる品質や殺菌方法、付加価値にこだわり抜いてみずから加工し、適正価格で消費者の元に届ける──。すでに牛乳を購入する会員は90世帯ほどに増え、経営の基盤が整ってきた、「人も牛も幸せな牧場」をめざす営みについて話を訊いた。
(ルポライター・滝川 康治)
動物好きが高じ5年の酪農研修
23年にジャージー牛の牧場開設

牛たちと藤田龍太さん・里世さん夫妻

当別町の丘陵地帯に広がる牧場の夏の風景(提供=ジャージーの箱庭.最後の写真を除く3点も)

牛舎やパドックのそばに工房を建設し、牛乳のパック詰め作業

会員宅には900ミリリットル容器で届けるが、写真のような小型容器でも製造

倉庫を改修した牛舎から出てくる牛たち。冬場は牛の都合に応じてパドックと自由に行き来する
当別町の丘陵地帯に広がる牧場の夏の風景(提供=ジャージーの箱庭.最後の写真を除く3点も)
牛たちと藤田龍太さん・里世さん夫妻
牛舎やパドックのそばに工房を建設し、牛乳のパック詰め作業
会員宅には900ミリリットル容器で届けるが、写真のような小型容器でも製造
倉庫を改修した牛舎から出てくる牛たち。冬場は牛の都合に応じてパドックと自由に行き来する
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