新春インタビュー・北海道観光機構の唐神昌子 新会長に訊く
宿泊税を基金化で災害対応に
成長のカギは観光人材の育成

2026年01月号

(からかみ・しょうこ)1969年胆振管内虻田町(現洞爺湖町)生まれ、2008年トーホウリゾート創業者である父の唐神邦夫氏の逝去に伴い専業主婦から専務取締役に就任、09年代表取締役。12年登別観光協会(現登別国際観光コンベンション協会)会長、22年日本旅館協会北海道支部連合会会長(現在副会長)、23年北海道観光振興機構副会長を経て25年同機構会長に就任。56歳

北海道の地域偏在、季節偏在を脱する

公益社団法人北海道観光機構の会長に唐神昌子氏(トーホウリゾート代表取締役)が就任してから半年が経過した。今年1月に急逝した小金澤健司会長(当時)のもとで副会長を務めていた唐神氏だが、ホテル旅館業界から会長に就任するのは、2008年に機構が誕生してから初であり女性会長も初の出来事。主婦の立場から実父(故・唐神邦夫氏)の事業を引き継いだ異色の経歴だが、北海道観光に掛ける情熱は邦夫氏を上回るかもしれない。そんな唐神会長が就任早々、手腕が試されることになったのは、道が26年4月から徴収を始める宿泊税への対応。今後、機構と行政が両輪となった観光振興にどう道筋をつけることができるか──。その胸の内を訊いた。

(11月18日取材 工藤年泰・佐久間康介)


|オフィスの真ん中に会長席
「肌感覚で組織を感じたい|


 ──小金澤前会長は組織改革に大鉈を振るいました。当時、唐神さんは副会長でしたが、前会長時代の2年半で何が変わったと感じましたか。
 唐神
 私は観光地づくり部会を担務していましたが、全体的にすごく分かりやすい組織になったと感じました。担当分野ごとに責任者を決め、その人と話をすれば物事の進捗がすぐに分かった。誰が何をやっているか、目的と実行、効果がすごく見えやすくなったのは小金澤さんの大きな功績だと思います。
 ──新会長に就任されて5カ月が経過しました。
 唐神
 北海道観光機構(以下機構)全体を見る立場になって、まずは自分たちの組織を知らなくてはいけないと考えました。組織を身近に感じて仕事をしたい。それで事務所の真ん中に椅子と机を置いて仕事をするようにしたんです。いま役員室は会議室になっています(笑)
 ──周囲に「なんで会長がここにいるんだろう」と思われたのでは。
 唐神
 たぶんそうだと思います(笑)。基本的に人が好きですし、機構は出向者が多いので、それぞれを理解するにはフロアの真ん中にいるのが一番早いだろうと。

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