“核のゴミ”レポートPART47 寿都町長選の結果と今後の「概要調査」の行方
持ち越された「課題」

寿都町長選挙の開票風景(10月28日午後7時30分すぎ、寿都町総合体育館で)。参観人の定員は100人だったが、実際に参観したのは6人。静かな雰囲気の中で開票が進んだ
組織票手堅くまとめた片岡氏
運動の広がりを欠いた大串氏
“核のゴミ”最終処分地の選定に向けた「概要調査」への移行などを争点にした、後志管内の寿都町長選挙が10月28日に行なわれた。結果は、調査に賛成する現職の片岡春雄氏(76)が1087票を獲得して7選を果たし、調査に反対する新人で元町議の大串伸吾氏(42)は600票と健闘したが及ばなかった(投票総数1709票〔うち無効22票〕、投票率78.47%)。選挙戦は、これまでの実績を踏まえ岩盤支持層をまとめた片岡陣営と、正式出馬表明が投票日の1カ月半前と出遅れ盛り上がりを欠いた大串陣営──その力量には落差があった。今後の焦点は「住民投票条例」に基づく直接投票の行方や鈴木直道知事の判断などに移る。
(ルポライター・滝川 康治)
前回より6%弱下がった投票率
岩盤層をまとめた片岡氏が勝利

前回の町長選で惜敗した町議の越前谷由樹氏

祝勝会の終了後、記者会見に臨む片岡町長

NUMOの施設の隣に設けた選対事務所で支援者と握手する片岡春雄氏

選挙戦最終日、後援会の事務所前で謝辞を述べる大串伸吾氏
NUMOの施設の隣に設けた選対事務所で支援者と握手する片岡春雄氏
選挙戦最終日、後援会の事務所前で謝辞を述べる大串伸吾氏
前回の町長選で惜敗した町議の越前谷由樹氏
祝勝会の終了後、記者会見に臨む片岡町長
目次へ
© 2018 Re Studio All rights reserved.