創立80周年を迎えた稚内信用金庫の増田雅俊理事長に訊く
地域に感謝し地域に奉仕する不変の理念で歩む「次の80年」
「若い頃に心臓病を患った経験が金庫経営にも生きている」と語る増田理事長
稚内信用金庫(本店稚内市)が、本年10月15日に創立80周年を迎えた。同信金は戦後間もない1945年、地元商店街有志によって稚内信用組合として設立され、51年に信用金庫に改組。以後、今日まで宗谷管内の地域経済を支えてきた。その間、地域に激震をもたらした2百海里問題をはじめプラザ合意、バブル崩壊、そして近年のデフレ不況──。そんな時代の荒波を乗り越え、常に地元に寄り添ってきたのが稚内信金だ。創立80周年という大きな節目に当たり、増田雅俊理事長(71)にこれまでの歩みを振り返ってもらい、これからの「ポスト80年」に向けた、あるべき信金像を訊いた。
(9月19日取材、佐久間康介・工藤年泰)
バブル崩壊で株売却を即決
(ますだ・まさとし)1953年11月宗谷郡猿払村生まれ。72年稚内高校卒、78年3月北海道大学法学部卒、同年4月稚内信金入庫。2001年常勤理事業務推進部長、04年6月常務理事総務部長、06年6月から現職。71歳
建て替えの時期を迎えた稚内信金本店ビル(同市中央3丁目)
建て替えの時期を迎えた稚内信金本店ビル(同市中央3丁目)
(ますだ・まさとし)1953年11月宗谷郡猿払村生まれ。72年稚内高校卒、78年3月北海道大学法学部卒、同年4月稚内信金入庫。2001年常勤理事業務推進部長、04年6月常務理事総務部長、06年6月から現職。71歳
目次へ
© 2018 Re Studio All rights reserved.