倶知安町・羊蹄山麓の違法開発を追う【2】
建設会社の社長が語った「停止勧告」までの全真相
倶知安町巽地区の開発現場。左の建物は停止勧告を受けて建設工事が中断した別荘用の住居(8月下旬)
テレビなどのマスコミが大きく取り上げた倶知安町巽地区の違法開発事件の続報だ。都市計画法の違反などを理由に道が6月下旬、事業者に工事の停止を勧告し、仕切り直しを余儀なくされたのは既報の通り。この事件を紐解くため先月号では付近一帯の土地を所有する会社の中国籍社長を取材したところだが、このほど現地で工事を手掛ける建設会社のトップが取材に応じ、初めてメディアに口を開いた。今回の事業で法令や条例への対応が後手に回った理由は何なのか。そしてその理由と深い関係がある“元幹部の看過できない問題”とは──。
(本誌編集長・工藤年泰)
不毛な土地を活かす目的
拓世建設が入居するビル(札幌市中央区)
違法伐採を指摘されたエリアには植栽が施されていた(8月下旬)
拓世建設が入居するビル(札幌市中央区)
違法伐採を指摘されたエリアには植栽が施されていた(8月下旬)
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