北の門番に不祥事隠蔽疑い
函館税関で不正告発
千歳支署で通報があった 2 つの不祥事疑いを〝本関〟は否定も肯定もしなかった
(函館税関が入る函館市の港湾合同庁舎)
千歳支署の当直で勤務懈怠か
書類紛失・偽造の目撃情報も
北海道と東北北部の通関業務を担う函館税関(田中透税関長)で、不適切な当直勤務や文書偽造を告発する公益通報があったことがわかった。遅くとも3年前から寄せられていた通報により、内部では今春までに告発事案の事実関係が確認されたが、税関はいずれの事実も公表していない。疑われるのは、組織的な不祥事隠蔽。前身の箱館運上所から数えて160年あまりの歴史を持つその官庁で、何が起きていたのか。
取材・文 小笠原 淳
1968年小樽市生まれ。地方紙記者を経て2005年からフリー。「北方ジャーナル」を中心に執筆。著書に『見えない不祥事』(リーダーズノート出版)。56歳
現職義憤「集団不正受給」
昨年の初めに起きたとされる『携帯品申告書』偽造事案では関与職員が処分を免がれ、刑事罰にも問われなかったという
※ 画像の一部加工は本誌
昨年の初めに起きたとされる『携帯品申告書』偽造事案では関与職員が処分を免がれ、刑事罰にも問われなかったという
※ 画像の一部加工は本誌
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