脱ロシアで注目される「中央アジアシフト」
いま北海道から中央アジアへ
関係強化で生まれる大きな夢
道内企業が製造する気象情報機器を現地で紹介するダウレン・アクメトフさん(カザフスタンで)
ウクライナ戦争でロシアとの関係が断絶されている中、注目されているのが日本、とりわけ北海道と中央アジア諸国(カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン)との関係だ。企業・自治体、開発コンサルタント、北大教授といった「プレーヤー」が中央アジアを訪ね、関係を深めながら実際に新規事業を始めつつある。この「中央アジアシフト」の背景には、互いのニーズが噛み合っていることがある。道内企業の進出、自治体による交流や人材受け入れ、学術研究の深化など近年の動きを追った。
取材・文 岡野 直(おかの・ただし)
1960年札幌市出身。東京外語大学ロシア語科卒業。85年朝日新聞社入社。2021 年からフリー。ロシア語の全国通訳案内士。近著に『戦時下のウクライナを歩く』(光文社新書)。65歳
カザフの鉱山をリモート管理
カザフスタンの政府高官らと面会する理研興業の柴尾社長(左端)
カザフスタンの大学・企業と共同事業を始める北大の川村洋平教授。バックは外国の鉱山を見られるVRシアター
キルギスについて町民に解説するセイテクさん(中標津町で)
研究報告するミルラン・ベクトゥルスノフ・北大特任助教
カザフスタンの大学・企業と共同事業を始める北大の川村洋平教授。バックは外国の鉱山を見られるVRシアター
カザフスタンの政府高官らと面会する理研興業の柴尾社長(左端)
キルギスについて町民に解説するセイテクさん(中標津町で)
研究報告するミルラン・ベクトゥルスノフ・北大特任助教
目次へ
© 2018 Re Studio All rights reserved.