告発・絶望の学府㊳
加害否定、差別的言辞…
遺族が起こした裁判は長く非公開で続いているが、書証などの記録は誰でも閲覧することができる(函館市の函館地方裁判所)
関与教員らの発言、生々しく
江差パワハラ・未公表聴取録
「学生を奮起させようとしたことをハラスメントにされた」――。公立看護学校で長期間にわたって続いていたパワーハラスメント問題で、当事者の元教員らが加害者としての自覚を欠いたまま現場を去っていたことがわかった。パワハラを苦に自殺した学生の遺族が起こした裁判で、それらの証言が残る記録が証拠提出されていたのだ。審理が非公開で進む中、裁判記録の閲覧を通じて確認できた事実のいくつかをここに記録しておきたい。
取材・文=小笠原 淳
第三者委聴取、証拠提出
この調査報告の根拠となった関係者聴取の記録が、遺族の裁判で証拠提出されていた
(第三者調査委員会『調査書』)
第三者調査委員会のハラスメント認定はその後、委員会設置者の北海道自身にほぼ全否定されることに
(2023年3月24日午前、札幌市内)
第三者調査委員会のハラスメント認定はその後、委員会設置者の北海道自身にほぼ全否定されることに
(2023年3月24日午前、札幌市内)
この調査報告の根拠となった関係者聴取の記録が、遺族の裁判で証拠提出されていた
(第三者調査委員会『調査書』)
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