
記者会見を開いた金子元校長(左)と進行役の上野氏
(4月22日午後、札幌市北区の札幌エルプラザ)
■「メディアや市教委、今津市長が事実を捻じ曲げた」
先の本誌5月号で報告した「旭川少女いじめ凍死事件」のシンポジウムでマイクを握った旭川市立北星中学校元校長の金子圭一氏(65)が4月22日午後、札幌市内で記者会見を開き、同事件に関するメディアと旭川市の対応を厳しく批判した。
この日は司会進行と補佐役を旭川市議会議員の上野和幸氏(69)が務め、道内民放局をはじめ本誌や財界さっぽろなど地元メディアが金子氏の主張に耳を傾けた。
既報のように金子氏は、2021年3月下旬に旭川市内の公園で凍死体で見つかった廣瀬爽彩(さあや)さん(当時14歳)が入学した北星中で当時校長を務めていた人物。廣瀬さんが発見された翌月から始まった「北星中時代の凄惨ないじめが原因の自殺だった」とする大手週刊誌のオンライン報道をはじめ、追随したマスコミのバッシングの対象になってきたひとりだ。