急逝した小金澤健司 北海道観光機構会長を悼む 【続編】
誰もが語る「持って生まれた人を引き付ける魅力と感性」

2025年04月号

名古屋生まれだが、北海道を愛する気持ちは誰よりも強かった

WEBコールセンター、アイティ・コミュニケーションズ(本社札幌)創業者で、22年から公益社団法人北海道観光振興機構(後に北海道観光機構に名称変更)会長に就いていた小金澤健司氏。その小金澤氏が1月11日、64歳で客死したことを受け、先月号に続けて追悼記事をお届けしたい。「ひとりでの創業」から従業員1500人を超える企業に成長させた起業家が、北海道観光機構の第2創業というべき大改革に取り組んでいた最中に起きた突然の不幸──。その“余震”はまだ続いている。今月号では小金澤氏とゆかりの深かった友人2人に思い出を語ってもらった。

(佐久間康介)


いつの間にか仲良くなる達人


 札幌市副市長を務める町田隆敏氏(69)と小金澤氏の縁は、小金澤氏が単身で北海道に渡ってきた平成12年(2000年)から始まる。大阪の金融系の会社でマーケティングを担当していた小金澤氏が、会社の命を受けていたのかどうかは定かではないが、いずれにしても同氏は札幌でITを活用したコールセンターを立ち上げるため、関連企業の誘致をしていた札幌市を訪ねた。
 当時、担当係長として本人と面談した町田氏は「小金澤さんは、ITを活用した新しい形のコールセンターを設立したいと言ってきました。『それは、いいですね』となり、市として応援することにしました。その後は事務的に話が進んでいくのが普通ですが、直感的に『この人、面白そうだな』と。彼もそう感じたようで、以降はプライベートな付き合いも始まりました」と当時の印象を話す。
 知り合って最初の頃、まだ会社の所帯が小さな時に、小金澤氏は町田氏に顧問弁護士の紹介を依頼する。数人しかいない会社に、顧問弁護士は必要なのかと疑問を持ちつつも、町田氏はある弁護士を紹介した。それが、現在もアイティ・コミュニケーションズの顧問弁護士を務める佐々木泉顕(もとあき)弁護士(札幌弁護士会・66)だった。

佐々木泉顕弁護士に届いた年賀欠礼の手紙

北海道フードフィルムフェスティバルでタキシード姿のキュンちゃんと(2024年11月下旬)

札幌の人気フットサルスタジアムに異変
乗っ取りか内紛か

警官わいせつ
「訓戒」留まりで事実上の隠蔽か

生活を脅かすインバウンドの観光弊害

中村記念病院が展開する「脊椎脊髄・末梢神経・脊損センター」
腰痛・しびれ外来で幅広い疾患に治療を提供

多くの友人、関係者が参列した小金澤氏の葬儀(写真は1月18日の告別式)

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