2025道東・根室特集──石垣雅敏市長に訊く
市民を守り市民が集う新庁舎は防災と交流の一大拠点
気持ちも新たに〝地域磨き〟に尽力する石垣市長(市庁舎の市長執務室で)
若い担い手が育つ北方領土返還運動
ロシアの侵攻によるウクライナ戦争の長期化に加え、元島民の高齢化も進み、待ったなしの北方領土問題。ただ最前線のまち根室市では、返還運動で若い世代の尽力も目立ってきており、希望が次世代に託されつつあるようだ。その根室市では令和6年5月に市役所新庁舎が供用開始。大規模災害への強固な備えをはじめ、市民や観光客の交流拠点として話題を呼んでいる。最上階のサロンは知床半島や北方領土の島を望める新たなビューポイントになり、自治体庁舎としては珍しく土日祝もこの展望フロアと1階を開放している。新庁舎の始動でまちの雰囲気もリフレッシュした印象がある中で、「水産都市の再興」を掲げて2期目を走る石垣雅敏市長(73)に、根室の“いまとこれから”を訊いた。
(12月23日取材 工藤年泰)
|百年後も市民たちが未来を語り合う事ができる庁舎に|
数々の防災機能を備えた根室市役所の新庁舎
国後島の山々も望める4階の市民交流サロン
石破首相との面談では、元島民の思いに寄り添い北方墓参の早期再開を強く求めた(2024年12月1日、首相官邸)
フィンランド・サヴォンリンナ市のヤンネ・ライネ市長(左)と(同7月27日)
数々の防災機能を備えた根室市役所の新庁舎
国後島の山々も望める4階の市民交流サロン
石破首相との面談では、元島民の思いに寄り添い北方墓参の早期再開を強く求めた(2024年12月1日、首相官邸)
フィンランド・サヴォンリンナ市のヤンネ・ライネ市長(左)と(同7月27日)
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