【シリーズ・住宅不動産情報】㉖──変わりゆく札幌の電車通(南1条通)の街並み
大和ハウスのマンション計画続々
興和地所は旧「中殿ホテル」解体へ

2025年02月号

三菱地所系が時間貸し駐車場を運営しているホテルオークラ札幌の跡地

札幌市中央区の南1条通の西4丁目から西15丁目付近までは、札幌市電が走っているため通称「電車通」とも呼ばれる。片側1車線の中央を走る市電が街並みに溶け込み、都心部の情緒を醸し出している。そんな電車通の街並みが変化の渦中にある。既存のオフィスビルが相次いで解体工事に入っており、跡地にはマンションやホテルの建設が計画されている。電車通の変わりゆく現場をレポートする。

(佐久間康介)

大和ハウスの物件が目白押し


 札幌市中央区南1条西5丁目の「ホテルオークラ札幌」跡地。電車通と西5丁目通の交差点の角地にあるこの敷地(約563坪)には、土地を所有する三菱地所(本社東京)がラグジュアリーホテルを建設する予定だった。地下2階、地上15階建ての建物となり、電車通の新たなランドマークになることが期待されていた。しかし、コロナ禍や建築費高騰で計画が延期され、2024年夏から三菱地所パークス(本社東京)が「PARKS PARK 札幌市中央区南1条西5丁目」の営業を開始している。
 1980年に開業した「ホテルアルファ札幌」が前身のホテルオークラ札幌は、21年9月20日に通算41年の歴史を閉じた。営業していた頃は大通地区唯一とも言えるシティホテルとして街の賑わいをつくっていたが、更地になってから2年、67台分の時間貸し駐車場として計画再開のタイミングを窺っている。
 電車通りの5丁目南側では、「豊川南1条ビル」(南1条西5丁目)の解体工事が始まっている。このビルは、バブル期に多額の不動産投資をして破綻した旧住専の1社、日本住宅金融(本社東京)が1981年9月に竣工させた地下1階、地上9階建てのオフィスビル。95年には札幌の貸しビル業者、敷島屋が取得して「敷島南1条ビル」に名称を変更。2010年には同じく地場不動産業者の豊多が取得し「豊川南1条ビル」に名称を変更した。

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