旭川 少女凍死事件の深層【3】
再調査委を批判する金子圭一元校長が当時を証言(前篇)
爽彩さんが居場所を求めさまよい続けた「3カ月」
広瀬さんが仲間と集まっていた公園で当時の状況を説明する金子元校長(2024年11月20日、旭川市内)
2021年3月下旬、旭川市内の公園で凍死体で見つかった広瀬爽彩(さあや)さん(当時中学2年生・14歳)。その亡くなり方の凄惨さも相まってこの事件は全国的に注目され、旭川市による2回にわたる調査の結果、「いじめが自殺の主因」とされたことは周知の通りだ。だが広瀬さんが入学した中学校の当時の校長・金子圭一氏(65)は、「事実に反する」として再調査の結果に憤りを隠さない。1年生の夏休みを前に起きた入水騒動、入院、そして転校──。わずか3カ月の間に彼女の身にいったい何があったのか。教育現場のトップだった金子元校長が取材に応じ、当時の様子を赤裸々に語った。
(本誌編集長・工藤年泰)
小学校からあった申し送り
公園の横を流れる入水騒動が起きたウッペツ川
入学した広瀬さんが3カ月在籍していた公立中学校(写真の一部を加工しています)
広瀬さんが発見された公園の献花台に掲げられている本人の肖像
公園の横を流れる入水騒動が起きたウッペツ川
入学した広瀬さんが3カ月在籍していた公立中学校(写真の一部を加工しています)
広瀬さんが発見された公園の献花台に掲げられている本人の肖像
目次へ
© 2018 Re Studio All rights reserved.