特集「 おふたりさま」の老後と終活を考える
今から準備を「10割」に
新たな切り口の終活本を上梓した松尾氏(石狩市内の三愛事務所で)
(まつお・たくや)1973年生まれ石狩育ち。石狩南高、札幌大学を経て有限会社三愛に入社し現在代表取締役。行政書士松尾拓也事務所代表。石狩はまなす墓苑の管理運営のほか、多くの関連資格を有するお墓や供養のアドバイザーとして各方面で活躍。50歳
子供がいない夫婦が陥る思わぬ「困りごと」とは?
「石狩はまなす墓苑」(石狩市八幡)の管理運営を手がける有限会社三愛の代表取締役で「お墓とご供養のコンシェルジュ」として活躍する松尾拓也氏(50)が、この7月に『「おふたりさまの老後」は準備が10割 元気なうちに読んでおきたい!68の疑問と答え』(東洋経済新報社)と題した新刊を上梓した。実はよく知られていない子どものいない「おふたりさま」(夫婦)の終活事情。本書では、夫婦がひとりになった時の相続や葬儀について詳しく解説し、事前の備えの大切さを説いている。今年のお盆特集では、その松尾氏に「おふたりさま」が直面する老後の課題や終活について訊いた。
(6月21日取材 工藤年泰・武智敦子)
『「おふたりさまの老後」は準備が10割 元気なうちに読んでおきたい! 68の疑問と答え』(定価:税込1760円)
「夫婦2人」の終活を啓発
──今回の出版までの経緯は。
松尾 昔から本が好きで仲間内で読書会を開いたりして、いつか自分で書籍を出したいという気持ちがありました。その夢が具体化したのは、2年ほど前に知った「ブックオリティ」という出版ゼミとの出会いでした。さまざまな会社の編集者の前で企画をプレゼンさせてもらったところ、東京の東洋経済新報社さんからの刊行が決まったんです。
──いわばマッチングの場から生まれた話だった。
松尾 私はお墓屋さんですし、行政書士として相続などのお手伝いもしてきたので、終活の本が数多くあることは承知していました。ただ終活が必要ということはある程度周知されていても、お子さんのいない夫婦については認識が広まっていない。そのような夫婦を「おふたりさま」と呼び、きちんと終活の準備をしましょうという企画が通った形です。
──確かに「おふたりさま」という言葉はあまり聞かない。
松尾 お子さんのいない夫婦が遺言をつくっておかないと相続の時に苦労する、自分たちの墓に誰が納骨してくれるのかも考えておくべき。そんなテーマで一昨年の12月頃から原稿を書き始め、ようやくこのほど完成しました。
──今回の出版で最も訴えたかったものは。
松尾 全ての方に、ご自身の老後や終活の準備をしていただきたい。
有限会社三愛が運営する
仏壇・仏具の「いのりや」
石狩市花川南7条2丁目179-1
☎︎ 0133-77-7725
『「おふたりさまの老後」は準備が10割 元気なうちに読んでおきたい! 68の疑問と答え』(定価:税込1760円)
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