地域発「ものづくり企業」のスピリット①──【釧路・株式会社ニッコー】
成長の原動力は「地域の課題解決」
食産業を支える技術集団の底力
ニッコー本社のエントランスに飾られた書の前に立つ佐藤一雄代表取締役
一次産業の付加価値を高めてきた「挑戦」
釧路市の郊外、鶴野地区の広々とした敷地に建つ株式会社ニッコーの本社社屋。工場を併設した2階建ての建物では、黙々と多くの技術者たちが同社の社是である「挑戦」を続けている。釧路に生まれ育った同社は、地元産業が抱える課題の解決を原動力にしてきた地域密着型の「ものづくり」企業だ。これまで半世紀近くに亘って蓄積した技術とノウハウから紡ぎだされるオーダーメイドの加工機械やシステムは、道内各地の一次産業を支える大事な役割を担うだけではなく、全国、そして世界へと販路を広げつつある。そんなニッコーを訪ね、佐藤一雄社長にものづくりに賭ける思いと同社のスピリットを訊いた。
(5月29日取材 佐久間康介・工藤年泰)
創業当時から培われてきた課題解決に挑む会社の気風
(さとう・かずお)1972年5月釧路市生まれ。釧路高専卒業後、北九州市の産業用ロボット大手「安川電機」子会社の「安川商事」(本社東京)に入社、エンジニアとして産業用画像処理などに従事。実父が1977年に設立したニッコーに2000年入社、19年に代表取締役就任。趣味は写真。シマエナガに続いてモモンガの撮影に挑戦中
同社の工場内
「ものづくり日本大賞」で内閣総理大臣賞を受賞した「海氷」
ニッコーが設立した北海道ロボットラボラトリーでは多くの技術者が学んでいる
ニッコーの本社社屋(釧路市鶴野地区)
同社の工場内
「ものづくり日本大賞」で内閣総理大臣賞を受賞した「海氷」
ニッコーが設立した北海道ロボットラボラトリーでは多くの技術者が学んでいる
(さとう・かずお)1972年5月釧路市生まれ。釧路高専卒業後、北九州市の産業用ロボット大手「安川電機」子会社の「安川商事」(本社東京)に入社、エンジニアとして産業用画像処理などに従事。実父が1977年に設立したニッコーに2000年入社、19年に代表取締役就任。趣味は写真。シマエナガに続いてモモンガの撮影に挑戦中
ニッコーの本社社屋(釧路市鶴野地区)
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