告発・陸の蟹工船〈4〉
市、事業所に合流迫る
虐待の現場とされる牧場の航空写真――中央上部①及び②の建物で障碍者3人が生活していた
※ 画像の一部加工は原告代理人
恵庭牧場・障碍者虐待疑い訴訟
事業所報告「事実と異なる」と市
本誌などが報告を続けている恵庭市の牧場での障碍者虐待疑い問題で、当事者から訴えを起こされた自治体が地元の相談支援事業所へ「訴訟告知」を行なっていたことがわかった。早期に虐待の存在を疑っていた事業所を、市が自分たちの側につける形で裁判に合流させようというのだ。これに驚いた原告側は近く、同様の訴訟告知を行なって事業所に協力を求める考え。長期の虐待隠蔽が問われる事件の行方は、なお予断を許さない状況だ。
取材・文=小笠原 淳
市は数年前に実情把握か
恵庭市が作成した公文書には「足が凍傷」などの記述が(2016年7月8日付『電話・口頭受理事件処理書』)
恵庭市が作成した公文書には「足が凍傷」などの記述が(2016年7月8日付『電話・口頭受理事件処理書』)
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