苫小牧・老舗ガス業者で“独裁”か
「ぶん殴ってやりたい」
親会社の苫小牧ガスは苫小牧市などの出資で 1961年設立、2019年から現社長の采配となった
(苫小牧市の苫小牧ガス・苫ガス燃料 本社)
公益企業でパワハラ疑い
被害男性が社長など提訴
「ぶん殴ってやりたい」「ふざけんな」「本当に馬鹿」――。聴くに堪えない罵詈雑言の発信元とされるのは、苫小牧市のガス会社。被害を訴える男性は3年前に起きた事故を機に社長から理不尽なハラスメントを受け続け、心を病んで休職せざるを得なくなったという。労働災害の認定を経て損害賠償請求裁判に踏み切ったのは、理不尽な被害の再発防止を願うため。地域のライフラインを担う公益企業には一日も早く正常な職場に戻って欲しいという。
取材・文=小笠原 淳
暴言などで鬱、労災認定
ガス漏れ事故では会社による虚偽報告の強要もあったといい、「従わずにいたら退職を促された」と原告男性
(昨年12月下旬、札幌市内)
ガス漏れ事故では会社による虚偽報告の強要もあったといい、「従わずにいたら退職を促された」と原告男性
(昨年12月下旬、札幌市内)
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