エア・ウォーターが技術と知見を結集
陸上養殖の普及を目指す一大拠点「杜のサーモンプラント・東神楽」
飼育用水槽を紹介するプラントスタッフの紙谷麻里江さん
Business Report
旭川のベッドタウンで「花のまち」として知られる上川管内の東神楽町。この道北の地方都市で今年5月末から稼働を始めたのがエア・ウォーター(本社大阪)が手がける初の陸上養殖施設「杜(もり)のサーモンプラント・東神楽」だ。ここで展開されているのは完全屋内によるニジマスの養殖事業。ほかの魚介も一緒に育てる複合養殖や、魚を育てる際に出る排水で水耕栽培し、排水低減と農作物生産の一挙両得を目指すアクアポニックスなどさまざまな独自の試みも目を引く。これまでにない事業が動き出したことに、地元・東神楽町も歓迎ムードだ。エア・ウォーターが目指すのはこの施設をショールームとして、自社の陸上養殖プラントを普及させていくことにあるという。
(8月9日取材)
食通社員のアイデアから実現に向かった養殖事業
アクアポニックスの仕組みも展示
今回の取り組みの発案者となった紙谷さん(左)と工学博士の資格を持つ大城優さん
「杜のサーモンプラント・東神楽」の全景
このニジマスが2年後には2.5㎏に
プラント内の水槽の水質はセンサーで常時管理されている
複合養殖しているキタムラサキウニ
飼育用水槽で成育中のニジマス
今回の取り組みの発案者となった紙谷さん(左)と工学博士の資格を持つ大城優さん
「杜のサーモンプラント・東神楽」の全景
このニジマスが2年後には2.5㎏に
プラント内の水槽の水質はセンサーで常時管理されている
アクアポニックスの仕組みも展示
複合養殖しているキタムラサキウニ
飼育用水槽で成育中のニジマス
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