新たなまちづくりに挑む函館・大泉潤市長に訊く
函館再生を掲げスタート 市民に寄り添う市役所に
函館のトップとして歩み出した大泉市長
(おおいずみ・じゅん)1966年江別市出身。札幌北高を経て早稲田大学法学部卒業。95年函館市役所に奉職。総務部秘書課長、保健福祉部次長、観光部長、北海道観光振興機構理事、保健福祉部長を歴任。2022年7月末に退職し、同年10月函館市長選への出馬を正式表明。23年4月23日初当選。57歳
新幹線乗り入れは道南全体の起爆剤
4月23日投開票の函館市長選で現職の工藤寿樹氏に挑み初当選した大泉潤氏(57)。人気俳優の兄という知名度もさることながら、待ったなしの人口減少や地域衰退への強い危機意識が市民の共感を呼び、9万8174票と工藤氏に4倍もの票差をつけて圧勝した。就任後は喫緊の物価高対策や人口減対策はもとより、目玉政策でもある「北海道新幹線の函館駅乗り入れ」の調査に向けた補正予算を組むなど、早くも大泉カラーを打ち出している。保健福祉部時代に培った「市民に寄り添う」感覚を今後の市政にどう生かし、函館の再生をどのように進めていくのか、胸の内を大泉市長に訊いた。
(6月16日取材 工藤年泰・佐久間康介)
|100億円を目指す「ふるさと納税」では確かな感触|
新たなリーダーを迎えた函館市役所
6月26日に開かれた人口減少対策本部の初会合
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