Interview
北海道観光振興機構の小金澤健司会長に訊く【PART1】
組織改革に振るった大ナタ 自主財源確保で機能強化へ
ベンチャー企業経営者ならではの采配を振るう小金澤会長
(こがねざわ・けんじ)1960年5月生まれ、愛知県名古屋市出身。名古屋芸術大学中退。コールセンター起業のために来道し、2000年5月札幌でアイティ・コミュニケーションズ設立、08年12月北海道マーケティング総研設立、14年11月クール北海道設立、15年8月MILAIイノベーション設立。5年前アイティ・コミュニケーションズで会長に退き、22年6月に北海道観光振興機構会長に就任。63歳
「頼れる、稼げる機構」がキーワード
公益社団法人北海道観光振興機構の大改革がスタートする。北海道観光連盟の発足から77年、今の機構になってから10年。北海道観光が大きく変化する中で時代に即した組織への脱皮を目指す。そのリーダーは、国内初のウェブコールセンター、アイティ・コミュニケーションズ(本社札幌)の創業者で昨年6月に機構のトップに就いた小金澤健司会長(63)だ。就任早々大ナタをふるうことを宣言し、それから1年。いよいよ今期からかつてなかった改革が本格的に始まる見込みだ。重厚長大という古い殻を破り、新しい組織に生まれ変わることができるのか。「北海道観光の明日」を考える連続インタビュー第一弾をお届けする。
(5月29日取材 佐久間康介・工藤年泰)
|芸大中退からベンチャー起業 オンリーワンに拘った事業家|
かつてない大改革に挑む小金澤会長。右側は北海道観光PR キャラクターの「キュンちゃん」
会長に選出された昨年の通常総会(2022年6月)
かつてない大改革に挑む小金澤会長。右側は北海道観光PR キャラクターの「キュンちゃん」
会長に選出された昨年の通常総会(2022年6月)
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