Interview
北海道信用保証協会の山谷吉宏会長に訊く
肩代わりだけではない役割 企業の支援と再生こそ使命
(やまや・よしひろ)1954年1月生まれ。室蘭市出身。早稲田大学政治経済学部卒。1980年北海道庁に奉職。2010年総合政策部地域振興監、11年環境生活部長、12年経済部長を経て13年から18年まで副知事を務めた。同年7月北海道信用保証協会会長就任。実父が室蘭市輪西で洋品店を経営、浪人中に手伝ったという。69歳
新伴走で「ゼロゼロ」借換を促進
コロナ禍が沈静化し経済が平時になりつつある中、ゼロゼロ保証(実質無利子・無担保融資)が返済時期に入ってきた。道内ではゼロゼロ保証を受けた半数以上が返済を始めているが、これから返済が始まる事業者のうちおよそ3割が返済に不安を抱えているという。このような中で北海道信用保証協会(本店・札幌市中央区)は、事業者に借り換え保証でソフトランディングを促す一方、創業支援など前向き資金の保証にも力を入れている。コロナ後を見据えた同協会の舵取りと企業支援について山谷吉宏会長に訊いた。キーワードは「攻めの信用保証協会」だ。
(3月30日取材 工藤年泰・佐久間康介)
|胆振東部地震の経験生かしゼロゼロ保証に意向を反映|
道庁時代からスピーディーな対応に定評のある山谷氏だが、その手腕は道信用保証協会でも発揮されているようだ
企業支援に〝攻めの姿勢〟で臨む北海道信用保証協会(写真は札幌市中央区の本店)
道庁時代からスピーディーな対応に定評のある山谷氏だが、その手腕は道信用保証協会でも発揮されているようだ
企業支援に〝攻めの姿勢〟で臨む北海道信用保証協会(写真は札幌市中央区の本店)
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