これからの北海道観光を探る【美瑛町編②】
観光公害防止条例が4月施行 だがこの冬新たな迷惑行為も
有名な「青い池」でも迷惑行為が確認されている
(写真は冬のライトアップ 提供=美瑛町観光協会)
観光客が地域資源を傷付ける現実
「観光公害」という強い言葉が用いられるほど、農地や立ち入りが禁止されている景勝地への無断侵入など、観光客の迷惑行為が深刻な問題になっている上川管内の美瑛町。その対策として町は2月27日、観光公害を防止する内容の「持続可能な観光目的地実現条例」を制定。4月1日より施行する。春からの本格的な観光シーズン突入後、この条例が観光公害を防ぐどれほどの効力を発揮していくのか気になるところだ。だが美瑛町では本来オフシーズンであるこの冬に、観光客が超過となる事態に直面。それに伴い新たなケースの迷惑行為も見受けられるようになったという。
(髙橋貴充)
罰則なしに不安の声も
農地に無断侵入してカメラを構えている
(提供= 丘のまちびえいDMO)
農地に無断侵入してカメラを構えている
(提供= 丘のまちびえいDMO)
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