2023 道東・根室特集──石垣雅敏市長に訊く
数々の青天の霹靂を乗り越え水産都市・根室の復興に尽力
北方領土返還に向け諦めない姿勢を強調した石垣市長
領土返還に向け取り組みを再構築
ロシアによるウクライナ侵攻の影響で日ロ関係が急速に冷え込み、これまで積み上げてきた領土返還交渉が“ゼロリセット”になったうえ、歴代政権の中で最もこの問題に取り組んできた安倍元総理が凶弾に斃れるなど、石垣雅敏市長(71)にとって2022年は青天の霹靂の連続、落胆と驚きの出来事が交差した1年だったと言っていい。ふるさと納税で全国屈指の人気を集める明るい話題もあるが、サンマのかつてない不漁など地元の基幹産業である水産業が不振にあえぎ、人口減少の歯止めも待ったなし──。このような中で「水産都市・根室の復興」に向け、どう市政を舵取りしていくのか。さる9月上旬に無投票再選で市民から負託を受け2期目に乗り出した石垣市長に胸の内を訊いた。
(12月20日取材 工藤年泰・佐久間康介)
|想定外の事態に対峙した4年間 市民の安心安全に向け全力投球|
沿岸漁業の振興拠点である根室市栽培漁業研究センター
(根室市水産研究所。市内温根元168)
岸田総理との面談では根室管内4町の首長と共に地元が受けている「日ロ関係の痛み」を訴えた(12月1日、首相官邸で)
返礼品として人気の「回転寿司 根室花まる」の食事券
(写真は根室市内の同店)
沿岸漁業の振興拠点である根室市栽培漁業研究センター
(根室市水産研究所。市内温根元168)
岸田総理との面談では根室管内4町の首長と共に地元が受けている「日ロ関係の痛み」を訴えた(12月1日、首相官邸で)
返礼品として人気の「回転寿司 根室花まる」の食事券
(写真は根室市内の同店)
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