双日が毛無山で計画している巨大風力発電の行方
準備書縦覧を前に小樽市議会が守る会の要望書を採択
昨年5月に実施された毛無山の視察登山
(佐々木邦夫さん提供)
市長と議会が事業者にプレッシャー?
大手総合商社双日(本社東京)が小樽市と余市町にまたがる毛無山付近に建設を予定している風力発電をめぐり新たな動きが出てきた。1月末から始まる準備書の縦覧を前に、住民団体「小樽余市の巨大風力発電から自然と生活を守る会」(平山秀朋代表)が小樽市議会に提出して継続審議となっていた要望書が12月26日に採択されたのだ。これに先立つ同21日には平山代表らが迫俊哉市長とも面談し、双日側の準備書に厳しい意見を示すよう求めた。平山代表は「準備書が出る前に議会が要望書を採択したことで、事業者に一定のプレッシャーを与えることになるのではないか」と話している。
(武智敦子)
迫市長も高い関心
中心部の商店街で啓発活動を行なう平山代表(右)
中心部の商店街で啓発活動を行なう平山代表(右)
目次へ
© 2018 Re Studio All rights reserved.