告発・絶望の学府⑲
第三者委 調査に着手
一昨年秋から匿名告発が相継いだハラスメント問題は、関与教員らの処分を経た今も完全には解決していない
(檜山管内江差町の北海道立江差高等看護学院)
江差看護・パワハラ死から3年 遺族の申し入れ受け再調査開始
昨年から本年初頭にかけた50件超の被害認定が1つの節目だったとすれば、その問題はこれからまた1つの大きな佳境を迎えることになる。本誌面で19回めの報告となる、北海道立高等看護学院のパワーハラスメント問題。最悪の被害といえる在学生の自殺事案で、第三者調査委員会発足の報が伝わった。本号店頭発売時までには初会合が設けられ、遠からず遺族への聴き取り調査が行なわれる可能性が高い。悲劇から3年強、事態はようやく動き始めた。
取材・文=小笠原 淳
「構造的な問題にメスを」
真相究明を求める遺族の声が新たな調査チーム設置に繋がった(5月16日付『受任の通知と要望について』)
=一部墨塗り処理は本誌
真相究明を求める遺族の声が新たな調査チーム設置に繋がった(5月16日付『受任の通知と要望について』)
=一部墨塗り処理は本誌
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