小樽発・猫多頭飼育の現場に同行取材
主の死後、取り残された猫達 人間の身勝手さが拡げる不幸

2022年06月号

「ケア部屋」のケージから猫を出し世話をする瀧代表
(小樽市内)

ペットブームで人気の猫だが、劣悪な環境で飼われ繁殖が進む多頭飼育が社会問題となっている。この中で、飼い主が亡くなる、あるいはSOSを出した場合、ボランティアが定期的に訪問し餌や水の交換や掃除、新しい譲渡先を探すといった保護活動に取り組んでいる。小樽市の猫保護ボランティア団体「銭函キャッツアイ」(瀧公恵代表)に同行し、市内の多頭飼育の現場を取材した。
(武智敦子)










ゴミ屋敷同然の家に


 小樽市内にある2階建ての一軒家。この家でひとり暮らしをしていた高齢者が亡くなり、親族が駆け付けると21匹の猫がいた。猫を飼っていたことは知っていたが、増えていることを知られたくなかったのだろう。生前、親族を家に入れようとはしなかった。残された家はゴミ屋敷状態で足の踏み場もなかった。さて、猫をどうするか。困り果てた親族は後志総合振興局に相談。同振興局から「銭函キャッツアイ」に保護依頼の打診があったのは今年3月のことだった。
 同団体がフェイスブックで支援物資を募ると、キャットフードやタオル、シューズカバー、使い捨てのビニールエプロンなどが寄せられた。4月に入ってから代表の瀧公恵さん、石川秀美さん、石川さんの娘の歩佳音さんらスタッフ7人が仕事の傍ら交代でこの家に通い、猫の世話とケアを続けている。親族も定期的に訪れ、猫がこれ以上増えないよう去勢、不妊手術を急いでいる。しかし、数が多いため一度に手術するのは資金面で難しいのが現状のようだ。

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北海道に遺したもの

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銭函キャッツアイのメンバー(左から瀧代表、石川歩佳音さん、石川秀美さん)

居間の猫たちはある程度人慣れしている

人間をジッと見つめる居間の猫

左前足の不自由な母猫。ダイニングキッチンのテーブルが定位置だ

銭函キャッツアイのメンバー(左から瀧代表、石川歩佳音さん、石川秀美さん)

居間の猫たちはある程度人慣れしている

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