苫前町社協主査の懲戒解雇事件に新展開
補助金不適切支出で犯人扱いされた元主査が提訴
苫前町社会福祉協議会が入る苫前町役場
3年前、留萌管内苫前町(福士敦朗町長)で起きた社会福祉法人苫前町社会福祉協議会(以下社協・大井一弘代表理事)の懲戒解雇事件(2019年6月号で既報)で新展開があった。給与改定をめぐる手続き不備による補助金不適切支出の責任を一方的に押し付けられ、懲戒解雇処分を受けた元事務方トップ(主査)の女性がさる3月、社協と元理事長、副町長を相手取り、慰謝料などを求める損害賠償請求訴訟を札幌地裁に起こしたのだ。当時、社協は手の平を返して懲戒処分を撤回し本人の復職を求めたが、一度押された犯人の烙印はおいそれとは消えない──。
(佐久間康介)
これまで一切ない謝罪
事件当時の苫前町社会福祉協議会のスタッフたち
(当時のホームページより)
事件当時の苫前町社会福祉協議会のスタッフたち
(当時のホームページより)
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