旭川医科大学の新学長・西川祐司氏に訊く
もう一度、旭川医大の理想を掲げ再生に全力

2022年05月号

取材に応じた西川教授(3月24日午後。旭川医科大学構内)

吉田晃敏前学長(70)の解任をめぐって混乱が続いていた旭川医科大学の新学長に病理学講座教授で副学長を務めていた西川祐司氏(62)が4月1日、就任した。この人事を文部科学省が発表する直前の3月24日、西川教授は旭川医大で本誌の取材に応じ、大学側が吉田氏の解任申し出を取り下げた真意や今後の大学改革について率直に口を開いた。学内の声に背中を押され、旭川医大の再生を担うことになった西川新学長の胸の内にあるものとは──。
(本誌編集長・工藤年泰)







解任申し出取り下げの真意


 ──学長選考会議が2月下旬に解任申し出を取り下げたことにより、3月3日付けで文科省が吉田晃敏学長の辞任届を受理しました。その後、吉田氏は無罪請負人と言われる弘中惇一郎弁護士(東京弁護士会)を伴い都内で記者会見を開き、「悪いことは全くしていない」などと、いわば勝利宣言したかっこうです。
 西川
 誤解していただきたくないのは、解任申し出の書類を取り下げたことは確かですが、吉田氏の学長時代における34件の解任事由を取り消したわけではなく、本学として現在も解任が適当という考えに変わりはないということです。
 昨年6月に文科省に解任を申し出て、当初は遅くとも年内には決着がつくだろうと考えていましたが、




複数教授の不祥事発覚以後、丸2年以上の混乱を経て新体制が発足した旭川医大

吉田晃敏前学長と病院長に復職した古川博之氏
(写真は2020年1月28日に開かれた不正報酬事案に関する記者会見)

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