追悼 宮谷内亮一・千島連盟根室支部長ラストインタビュー
我々には一刻の猶予もない ビザなし交流の全面復活を
本誌がインタビューを始めた当時の宮谷内亮一さん(2014年12月25日。根室市内の千島会館で)
北方領土の元島民らで組織する千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)根室支部長の宮谷内亮一さんが2月5日、急性心不全のため根室市内の病院で死去した。79歳だった。根室市職員を退職後、千島会館館長を経て2007年5月から千島連盟理事、11年4月から同連盟根室支部長を務めていた。本誌は例年2月号の根室・北方領土特集で元島民への聞き書きを掲載。宮谷内さんには14年からお世話になり、これまで毎年本人への取材を重ねてきた。昨年12月にも通算8回目のインタビューを行ない、その要約を本年2月号に掲載したばかりの訃報だった。本稿では、宮谷内さんへの追悼の思いを込め、最後となった先のインタビューの全体をあらためて読者に紹介したい。
(工藤年泰・佐久間康介)
深夜、船底で息を潜めて国後島から決死の脱出
宮谷内さんら元島民が奥尻島を訪問したことを伝える根室新聞(2016年7月25日付)
国後島留夜別村の乳呑路(ちのみのち)港から修学旅行に出発する生徒たち(千島会館のパネルより)
納沙布岬から望む国後島の山影
生まれ故郷の国後島留夜別村を指さす宮谷内さん(2021年12月20日、千島会館で)
国後島留夜別村の乳呑路(ちのみのち)港から修学旅行に出発する生徒たち(千島会館のパネルより)
宮谷内さんら元島民が奥尻島を訪問したことを伝える根室新聞(2016年7月25日付)
納沙布岬から望む国後島の山影
生まれ故郷の国後島留夜別村を指さす宮谷内さん(2021年12月20日、千島会館で)
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