広域紋別病院の医師流出問題を追う【2】
内科医退職で被った痛手 失われた地域の医療とは
地域住民の命を守る拠点となっている広域紋別病院
企業長に就任する宮川市長を直撃
広大なオホーツク西紋地区の医療を預かる広域紋別病院(曽ヶ端克哉院長・150床)の医師流出問題の続報だ。内部対立などを理由に昨年秋から今年1月にかけて副院長をはじめとする常勤内科医3人が病院を去る事態の中で、どのような医療が失われてしまったのか。そして、かつて同病院の誕生に当り汗をかき地域医療の存続に尽力してきた紋別市の宮川良一市長(67)は、今回の問題をどのように捉えているのか。折しも宮川市長は、現在の及川郁雄氏に取って代わり、この4月から運営母体である企業団の企業長に就任することが決まっている。2月下旬、宮川市長を市役所で直撃した──。
(本誌編集長・工藤年泰)
内部の意思疎通を図りたい
宮川市長は広域紋別病院誕生の立役者のひとりでもある(2月25日午前、紋別市役所)
2020年8月号の「広報もんべつ」で職員と共に活躍が紹介された粟田医師(中央)
広域紋別病院の曽ヶ端克哉院長(同病院のHPより)
宮川市長は広域紋別病院誕生の立役者のひとりでもある(2月25日午前、紋別市役所)
2020年8月号の「広報もんべつ」で職員と共に活躍が紹介された粟田医師(中央)
広域紋別病院の曽ヶ端克哉院長(同病院のHPより)
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