告発・絶望の学府【4】
虚偽申請319万円
看護学院問題で道が議会質問を受けるのは、この日が2度めとなった(7月2日午前、北海道議会保健福祉委員会)
道立看護学院で不正受給。パワハラ調査は紋別でも
道南の1校で発覚した教員によるパワーハラスメント問題は今や、北海道立看護学院全体の問題に発展しつつある。パワハラそのものが複数の学院で疑われ始めたのみならず、ここに来て別の深刻な不祥事も浮上、7月初旬には地元議会で厳しい追及の声が上がった。5月に発足したパワハラ調査の第三者委員会は6月末までに学生への聴き取りを終え、今月からは加害教員の言い分に耳を傾けることになる。被害救済策は、今なおまとまる目途が立っていない。(取材・文=小笠原 淳)
関与35人、職場で恫喝も「ばれたらおまえのせい」
不正受給発覚当時、責任者が事案の処分に「配慮」を求めていたことがわかっている(道が開示した『事故発生報告書』)
紋別高等看護学院を卒業した女性(右手前)は、看護師の仕事の合間を縫って第三者委の聴き取りに応じ、在学時のハラスメントを証言した(6月28日午前、道内のホテルに設けられた聴取会場)
道がハラスメントの事実認定に到るころには、学生たちは本年度の初学期を終えていることになる(檜山管内江差町の江差高等看護学院)
不正受給発覚当時、責任者が事案の処分に「配慮」を求めていたことがわかっている(道が開示した『事故発生報告書』)
紋別高等看護学院を卒業した女性(右手前)は、看護師の仕事の合間を縫って第三者委の聴き取りに応じ、在学時のハラスメントを証言した(6月28日午前、道内のホテルに設けられた聴取会場)
道がハラスメントの事実認定に到るころには、学生たちは本年度の初学期を終えていることになる(檜山管内江差町の江差高等看護学院)
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