道警不祥事から考える<51>
剣士の“余罪”
元巡査長は車でコンビニを出る際に別の車と接触、そのまま逃走して機動隊の寮に戻ったという(札幌市北区)
酒気帯び・当て逃げで懲戒免。元巡査長に未発表の人身事故
酒気帯び運転で事故を起こし、現場から逃走したのは、現職警察官だった。剣道の腕を買われて北海道警察に職を得た彼は6月上旬、若くしてその職場を去ることになる。課された「免職」という制裁は警察庁が定める指針に適った処分といえるが、報じられなかったもう1つの不祥事ではその人は処分の対象とならず、報道発表も免がれていた。1月上旬に札幌市内で起こしたその事故を、本人は今も憶えているだろうか。
寮で痛飲、事故後に逃走
被害男性は車の修理費を8割しか補償して貰えず、治療費はまったく受け取れなかった(札幌市内)
本年1月の事故は報道発表されず、当事者の処分もなかった(豊平署が作成した『重要特異交通事故発生報告書』)※墨塗り処理は道警
本年1月の事故は報道発表されず、当事者の処分もなかった(豊平署が作成した『重要特異交通事故発生報告書』)※墨塗り処理は道警
被害男性は車の修理費を8割しか補償して貰えず、治療費はまったく受け取れなかった(札幌市内)
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