被害者と60歳差のわいせつ犯、起訴直後の弁明
「自制心が飛んで…」

2021年07月号

強制わいせつで起訴された北澤俊幸被告は検察の起訴事実を認めつつ、疑われる過去の不祥事は否定した(6月2日午後7時ごろ、札幌市手稲区)

未成年への強制わいせつで起訴“独立系スクールガード”の元警官、激白90分

本誌前号で報告した、元警察官による強制わいせつ事件。自宅近くの小学校で続けていた独自のスクールガード活動で地域に知られる容疑者は6月上旬、地元検察が事件を起訴したことで刑事被告人となった。逮捕時点から本人の認否は不明だったが、起訴後に本稿記者の直撃取材に応じた被告は犯行を全面的に認め、およそ1時間半にわたって弁明を重ねることになる。60歳下の少女に長く消えない傷を残したわいせつ犯は、事件を振り返って何を語ったのか――。(取材・文 小笠原 淳)
 

事件後の発表免れるも2カ月経て「被告人」に

 
「やった行為を正当化する気は、さらさらない。だから否認するわけもないし、検事のところでも素直に全部、認めてるし…」
 6月2日夜、札幌市手稲区。
 自宅前で記者の取材に応じたのは、同日付で起訴された無職・北澤俊幸被告(77)。本年3月30日夕、同区内の公園で知人の未成年女性に抱きついてキスするなどし、強制わいせつの疑いで札幌手稲警察署に逮捕されていた。
 北海道警察は事件を報道発表せず、北澤被告が犯行を認めているかどうかはあきらかでなかったが、取材によれば元警察官の彼は現職時代から不適切な異性関係を疑われることがしばしばあったという。地域では20年以上にわたって最寄りの小学校で非公式の「スクールガード」を続けており、児童の登下校の見守りに熱心な一方で「女の子とベタベタし過ぎ」など批判的な声も聴かれていた。
 事件を初めて報じた本誌前号では、これらの情報から同被告に性犯罪の常習性があるおそれを指摘することになったが、過去の具体的な事案を掘り起こすまでには到っていない。独自のスクールガード活動を長く続けることになったいきさつも確認できず、当然ながらわいせつ事件の犯行動機などもわからないままだった。
 今回その被告自身が取材に応じたのを機に、本号ではこれらの疑問に答えた本人の声を採録し、その言い分について読者の評価を請うこととしたい。1時間半にわたる問答で、北澤被告は終始、饒舌だった。
 
※前号記事では、締め切り前までに当人と接触できなかったため加害者を匿名としていましたが、今回直接取材が叶ったことから、本号からは実名表記に切り替えます。
 

少女を励ますためのドライブは「これまで2回ほど行った」といい、洋菓子店と回転寿司店はお決まりのコースだった(札幌市手稲区の北澤被告宅)

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 本稿記者が北澤被告の自宅を訪ねたのは、札幌地方検察庁の起訴発表があった6月2日の午後6時20分ごろ。それまで一切呼び鈴に応答せず、電話にも出ることがなかった被告はこの時初めて顔を出し、自宅敷地内に置かれたベンチで質問に応じた。
ほどなく玄関前に駐めた車の中に場所を移すことになったのは、近隣住民の好奇の視線を避けるためだったと思われる。
 

容疑者を逮捕した警察は事件を報道発表せず、記者の取材にも「答えられない」としていた(札幌市手稲区の札幌方面手稲警察署)

犯行現場の公園は、北澤被告が独自のスクールガードを続けていた小学校の至近にある(札幌市手稲区)

事件直前に訪ねた回転寿司店の会計は「5,000円ぐらい」で、それは退店後のわいせつ行為への対価ではなく「就職祝いだった」という(札幌市手稲区)

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事件直前に訪ねた回転寿司店の会計は「5,000円ぐらい」で、それは退店後のわいせつ行為への対価ではなく「就職祝いだった」という(札幌市手稲区)

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