道警不祥事から考える〈50〉
スクールガードの素顔
「自称スクールガード」は事件直後、長く続けた活動から身を引いた(容疑者が児童の見守りを続けていた札幌市内の小学校)
元警官の悪質事件、未発表。未成年相手に強制わいせつ
4月上旬、札幌市内の小学校で児童の登下校を見守る「スクールガード」の1人が未成年相手の性犯罪で逮捕された。地元警察は事件を報道発表せず、検察は処分保留で容疑者を釈放。同じ地域に住む被害者の心情は定かでないが、そのわいせつ犯が元警察官だと知った時の驚きは察するに余りある。さらに驚愕すべきは、複数の元同僚が打ち明ける事実。その犯行は、今回が初めてではなかった――。(取材・文=小笠原 淳)
この春、彼は姿を消した
地元警察は事件を報道発表せず、確認取材にも応じていない(札幌市中央区の北海道警察本部)
容疑者宅には『子ども110番の家』ステッカーが掲示されていたが、現在は剥がされている(札幌市内)
容疑者宅には『子ども110番の家』ステッカーが掲示されていたが、現在は剥がされている(札幌市内)
地元警察は事件を報道発表せず、確認取材にも応じていない(札幌市中央区の北海道警察本部)
孫ほどの少女を連れ回し
4月2日、札幌市内の警察署が管内に住む無職の男(77)を逮捕した。容疑は、未成年への強制わいせつ。被害者は地域の小学校を卒業した10歳代後半の女性で、容疑者とは顔見知りだった。
目次へ
© 2018 Re Studio All rights reserved.