告発・絶望の学府(2)
「速やかに救済を」
北海道の担当課は保護者らとのやり取りを報道公開せず、その理由を「個人情報の保護」などと述べたが、参加者によれば個人情報は一度も話題に上らなかった(4月27日午後、道本庁舎11階)
江差看護問題、膠着状態。道の明答ないまま1カ月
前号の報告から1カ月、事態はほとんど進展していない。道南の公立専修校で起きていたとされる、長期間のパワーハラスメント問題。疑いが表面化したことで複数の教員が一時的に教壇を離れることにはなったものの、具体的な未然防止策や過去の被害の救済策などは、今もって示されないままだ。再三にわたって問題解決を要請し続けている保護者らは、遅々として進まない行政の対応に憤りを隠さない。「役所は風化を待っているのではないか」――。(取材・文=小笠原 淳)
担当課の報告に進展なく「引き延ばし」疑う父母ら
2度の申し入れを経てなお、事態は「まったく進展しなかった」と保護者ら(4月27日夕、道政記者室)
道が〝開示〟したパワハラ記録は、意味のある情報がことごとく墨塗り処理されていた(『電話受理票』など14種67枚)
道議の緊急要請を受けた保健福祉部長は「娘2人が看護職を志している」と打ち明け、パワハラ問題を「親御さんの身になって考えたい」と述べた(4月12日午前、道保健福祉部)
父母の会が始めた電子署名は、公式サイトから参加可能(https://esashi-seijo.main.jp/)
2度の申し入れを経てなお、事態は「まったく進展しなかった」と保護者ら(4月27日夕、道政記者室)
道議の緊急要請を受けた保健福祉部長は「娘2人が看護職を志している」と打ち明け、パワハラ問題を「親御さんの身になって考えたい」と述べた(4月12日午前、道保健福祉部)
道が〝開示〟したパワハラ記録は、意味のある情報がことごとく墨塗り処理されていた(『電話受理票』など14種67枚)
父母の会が始めた電子署名は、公式サイトから参加可能(https://esashi-seijo.main.jp/)
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