北海道大学敷地内薬局公募の怪“出来レース疑惑”を追う(3)
苦し紛れか問題隠しか
混迷の中にある「処方箋920枚」の行方(写真は北大病院)
北大が運営事業候補に。アインHDを追加選定
出来レース疑惑の内部調査を名目に、ここ半年ほど塩漬け状態になっていた北海道大学(寶金清博総長・以下北大)の敷地内薬局誘致問題で予想外の展開だ。北大は、これまで運営事業候補者としていたメディカルシステムネットワーク(以下メディシス・本社札幌)の子会社、なの花北海道(同)に加え、アインホールディングス(以下アインHD・同)を追加選定すると3月10日に公表。だが、この決定には不可解な点が多く危うさも孕んでいる。北大の“変心”はなぜ起きたのか。苦し紛れか、問題隠しか、それとも──。(本誌編集長・工藤年泰)
「問題点はなかったが追加した」の意味不明
3月10日に北大がホームページで発表した「お知らせ」
メディシスとなの花北海道が入居するAKKビル(札幌市中央区)
アインHDの本社ビル(札幌市白石区)
3月10日に北大がホームページで発表した「お知らせ」
メディシスとなの花北海道が入居するAKKビル(札幌市中央区)
アインHDの本社ビル(札幌市白石区)
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