告発・絶望の学府
「教える価値がない」
この春にわかに注目を浴びることになった公立専修校には、知られざる負の伝統があった(檜山管内江差町の北海道立江差高等看護学院)
行く道は留年、休学、中退… 道南の看護校で“学生潰し”か
本号が店頭に並ぶころ、事態はいくらか好転しているだろうか――。年度明けと前後して拡がり始めた告発の声は、ようやく行政の重い腰を上げさせつつある。だが、これまで多くの若者たちが強いられた理不尽はあまりに大きく、摘まれた芽はあまりに多かった。人の命を救う医療職にあって、道南・江差町の看護教員のみはその埒外に置かれているらしい。未来の人材を預かる筈の学舎は、若者たちをどこに導こうとしていたのか。(取材・文 小笠原 淳)
日々続く理不尽に諦念「こういうもんなんだ」
教員たちはこぞってハラスメントを否定、道の調査には「コミュニケーション不足」などと抗弁している
掲げられる理念が現場の教育に反映されているとは言い難い(学院パンフレット)
初めての保護者向け説明会は冒頭部分のみ報道公開され、議事は事実上密室で進められた(4月7日夕、江差高等看護学院「多目的ホール」)
掲げられる理念が現場の教育に反映されているとは言い難い(学院パンフレット)
初めての保護者向け説明会は冒頭部分のみ報道公開され、議事は事実上密室で進められた(4月7日夕、江差高等看護学院「多目的ホール」)
教員たちはこぞってハラスメントを否定、道の調査には「コミュニケーション不足」などと抗弁している
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