地元大手メディア、北海道新聞に異変あり──
予想を超える部数減が直撃
かつて「ガリバー」と呼ばれた道新も深刻な部数減に襲われている(写真は札幌市中央区の本社ビル)
記者の取材不祥事発覚と紙面の劣化にも危惧の声
道内の大手ブロック紙、かつて120万部を超える発行部数を誇った北海道新聞(本社札幌・広瀬兼三社長、以下道新)の地盤沈下が著しい。ニュース配信がインターネットに傾く新聞不況に加え、コロナ禍における昨年の値上げもあって、かつてないほどの急激な部数減に直面。昨年秋には記者の取材倫理にかかわる不祥事が発覚するなど紙面の劣化も取り沙汰されている。道新にいま、何が起きているのか──。(本誌取材班)
響いたコロナ禍での値上げ
頁数も中身も薄くなった」と評される最近の紙面
自社の記者に停職処分を決めたことを伝える記事(2020年10月27日付朝刊)
頁数も中身も薄くなった」と評される最近の紙面
自社の記者に停職処分を決めたことを伝える記事(2020年10月27日付朝刊)
目次へ
© 2018 Re Studio All rights reserved.