告発・拾得物めぐる不当捜査
「お前が盗んだんだ」
任意聴取は約3時間に及び、捜査員はひたすら虚偽自白を迫り続けたという(札幌市中央区の札幌方面南警察署)
善意あだの冤罪被害、国賠提訴へ。指紋、写真、自白強要の札幌南署
コンビニでお金を拾った。警察に届け出ようとしたら、泥棒にされた。「盗んだ」と自筆するまで帰さないと言われ、さらに指紋を採られ、顔写真を撮影された――。昨年11月下旬に札幌市で起きた出来事だ。善意を踏みにじられて犯罪者にされた男性は、3カ月が過ぎた今も真っ当な謝罪を受けることができていない。「夜も眠れないぐらい腹が立つ」という冤罪被害者は、近く地元警察を相手に国家賠償請求訴訟を起こす考えを固めている。
コンビニ前に警官集結。衆人環視下で泥棒扱い
「警察は衿を正し、自分たちの非を認めなくてはいけない」と鈴木義孝さん(2月19日夕、札幌市内)
怒りが収まらない冤罪被害者は、未だに警察から納得できる説明を受けることができていない(鈴木義孝さんが南署に宛てた昨年11月30日付の抗議書)
鈴木さんは職歴60年超の左官職人――これまで重要文化財・豊平館の補修や新幹線函館車両基地の一部施工などを手がけたほか、現在は北広島ボールパークの工事などにかかわっている(札幌市中央区の現場店舗前)
「警察は衿を正し、自分たちの非を認めなくてはいけない」と鈴木義孝さん(2月19日夕、札幌市内)
怒りが収まらない冤罪被害者は、未だに警察から納得できる説明を受けることができていない(鈴木義孝さんが南署に宛てた昨年11月30日付の抗議書)
鈴木さんは職歴60年超の左官職人――これまで重要文化財・豊平館の補修や新幹線函館車両基地の一部施工などを手がけたほか、現在は北広島ボールパークの工事などにかかわっている(札幌市中央区の現場店舗前)
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