迷走する旭川医大──始まった学長解任への序章
狭まる“吉田包囲網”──
教授たちからレッドカードを突きつけられた吉田学長
7千万円を稼いだ「兼業」とは
このひと月で国立大学法人旭川医科大学(以下旭川医大)をめぐる状況は大きく変わった。その最たるものが身内からのレッドカード、現役教授らの署名運動による吉田晃敏学長(68)の辞職・解任要求だ。学外では同大元教授らが同様の活動を展開し、吉田学長のガバナンス不全と無関係ではないパワハラ訴訟も教員から起きている。確実に狭まりつつある“吉田包囲網”──。今回は吉田学長に退場を求める現役教授の声、そして同学長に延べ約7千万円の報酬を渡していた滝川市立病院への取材結果を中心にお届けする(本誌編集長・工藤年泰)
吉田学長が滝川市立病院を訪れたのは14年間でたった3回だった
吉田学長が滝川市立病院を訪れたのは14年間でたった3回だった
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