コロナ前から消臭・抗菌で実績
条件と場所を問わない無光触媒

2021年02月号

施工に当たっての3点セット。右がエコキメラの溶剤

安心空間を創出する「エコキメラ」
(株)アクアフォース
 

抗ウイルス施工

 
 新型コロナウイルス感染症の予防対策として手指消毒の徹底が呼び掛けられているが、これは手に触れたものからのウイルス感染を防ぐといった意味合いも強い。
 ドアノブやテーブル、階段やエスカレーターの手摺など接触機会の多い場所の消毒措置としては目下、アルコールなどの除菌液剤を用いた人の手による拭き掃除が一般的になっているようだ。
 だが人が触れられる部分全てを拭いて消毒するというのは、かなりの手間。加えて、一度この作業を行なっても新たな接触の度に感染リスクはついてまわり、定期的な繰り返し作業が必須となっている。
 こうした課題解消に寄与する屋内塗布型の抗菌・抗ウイルス剤施工を始めたのが、札幌市内に本社を置く株式会社アクアフォース(白石区・田中博之社長)だ。
 同社が用いているのは大阪の企業が開発・製造した「エコキメラ」という溶剤。これは抗菌・抗ウイルスをはじめ消臭、防カビ、防汚などの効果を発揮するリン酸チタニアを主成分にするもので、その最たる特長は「無光触媒」という点だ。
 壁や椅子、テーブルなどに抗菌・抗ウイルス効果が期待される薬剤塗布については現在、太陽光など紫外線の照射により効果を発揮するという、いわゆる光触媒の溶剤が多くの企業で取り扱われるようになった。だが「エコキメラ」は、この光照射を必要とせずに、先に触れたような効果を生むという特性がある。端的に言えば、光の無い暗所をはじめどんな場所でも抗菌・抗ウイルス対策された環境を作り出すということ。
 

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アクアフォースが入居するマルシンビル南郷札幌市白石区南郷通19丁目南3-25 TEL:011-799-4765

パソコンなど電子機器の抗菌対策にも役立つ

アクアフォースの中村英諭氏(左)と施工を担うコウキットの山本貴広社長

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