2021年道東・根室特集──石垣雅敏市長に訊く
最速、市民目線のコロナ対応。不振の水産は沿岸漁業に活路
“コロナ支援”のスピード対応で全国から注目された石垣市長
領土交渉は“原点の地”の責務果たす
1期目の折り返しとなった2020年は、石垣雅敏市長(69)にとって新型コロナウイルス感染症の対応に奔走した1年となった。特別定額給付金に関して全国でもいち早く支給を始め、経済活動の回復支援策も矢継ぎ早に打ち出すなど、石垣市政のスピーディーなコロナ対応に全国の注目が集まった。現下の巣ごもり需要が後押しする形で、ふるさと納税はかつてないほど好調を見せているが、その一方で領土返還交渉が停滞。“原点の地”として歯がゆさも募ったようだ。サンマのかつてない不漁など地元の基幹産業である水産が不振にあえぎコロナの収束もいまだ見えない中で、公約で掲げた「水産都市・根室の再興」に向け石垣市長は、どう舵取りしていくのか。その胸の内を訊いた。(12月21日収録)
「3.11」の三陸支援で学んだ危機の時こそ大事なスピード
沿岸漁業の振興拠点である根室市栽培漁業研究センター(市内温根元168)
北方領土返還に向けた市民大会はソーシャルディスタンスを図りながら開催(2020年8月2日)
建て替えが視野に入ってきた根室市役所
沿岸漁業の振興拠点である根室市栽培漁業研究センター(市内温根元168)
北方領土返還に向けた市民大会はソーシャルディスタンスを図りながら開催(2020年8月2日)
建て替えが視野に入ってきた根室市役所
目次へ
© 2018 Re Studio All rights reserved.