首相批判封殺の波紋〈14〉
「危険なのは警察だった」
排除問題への関心はなお大きく、直近の弁論でも定員を10人超上回る41人の傍聴希望者が抽籖に並んだ(12月21日午後、札幌地方裁判所)
野次排除訴訟に強力援軍。新たに3人の証言集まる
本誌で報告を始めて足かけ3年になる首相演説野次排除事件で、排除の現場を目の当たりにした複数の市民が新たな証言を買って出たことがわかった。当事者の裁判提起を知って協力を申し出たのは、札幌市内の男女3人。証言は昨年11月までに陳述書にまとめられ、札幌で続く国賠訴訟の原告側証拠として提出された。警察が主張する「トラブル防止」なる排除理由を、目撃者たちはどう評価するのか――。(取材・文=小笠原 淳)
現場の異様さ語る新証言「やめろ」一声で取り囲み
岩手光雄さんは、ヤジポイ関係者らに「10人めの被害者」として知られることになった
北海道警察が証拠提出した動画は、原告側証拠の〝借り物〟だった※マル囲みなどの画像加工は道警
桃井希生さんの排除を目撃した中雅子さんは、咄嗟の判断で複数の写真や映像を撮影した(一昨年7月15日夕、札幌市中央区のJR札幌駅南口広場)
排除事件を考えるシンポジウムに招かれ、JR新札幌駅前での出来事を報告する佐々木勝義さん(一昨年10月22日午後、札幌市中央区のかでる2.7)
北海道警察が証拠提出した動画は、原告側証拠の〝借り物〟だった※マル囲みなどの画像加工は道警
桃井希生さんの排除を目撃した中雅子さんは、咄嗟の判断で複数の写真や映像を撮影した(一昨年7月15日夕、札幌市中央区のJR札幌駅南口広場)
排除事件を考えるシンポジウムに招かれ、JR新札幌駅前での出来事を報告する佐々木勝義さん(一昨年10月22日午後、札幌市中央区のかでる2.7)
岩手光雄さんは、ヤジポイ関係者らに「10人めの被害者」として知られることになった
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