狩人、銃を奪われる
「もう誰も撃てなくなる」
現場に立つ池上治男さん――示す方向、土手の前に男性が立つあたりにヒグマがいたという(5月下旬、砂川市宮城野)
ヒグマ駆除のハンター受難。違法性問われ許可取り消し
民家の近くにヒグマが出た。役所に呼ばれたハンターが駈けつけ、依頼を受けてクマを射殺。地域住民に安心が戻り、関係者一同が胸を撫で下ろす。ところが警察は駆除の担い手を罪に問い、所管庁は銃所持許可を取り消した。当事者の不服申し立ては棄却され、銃は今も差し押さえられたまま。武器を奪われたハンターは、不意の仕打ちに当局への不信感を募らせる。「これでは誰も駆除に協力できない」――。
警官ら立ち会いで発砲。2カ月経て“容疑者”に
警察は鳥獣保護法違反、銃刀法違反、及び火薬取締法違反の3つの容疑で事件を送検した(砂川市の旧・砂川警察署庁舎)
自然に囲まれて暮らす池上さんは「本当なら撃ちたくない」という(手帖に挿んで持ち歩いている自筆のイラスト)
地元の役所は今も池上さんとの信頼関係を維持、本年度も市の鳥獣被害対策実施隊員に任命している(砂川市の砂川市庁舎)
警察は鳥獣保護法違反、銃刀法違反、及び火薬取締法違反の3つの容疑で事件を送検した(砂川市の旧・砂川警察署庁舎)
地元の役所は今も池上さんとの信頼関係を維持、本年度も市の鳥獣被害対策実施隊員に任命している(砂川市の砂川市庁舎)
自然に囲まれて暮らす池上さんは「本当なら撃ちたくない」という(手帖に挿んで持ち歩いている自筆のイラスト)
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